国際結婚で海外移住 ! ビザの種類と永住権は?

国際結婚で海外移住の時に必要なビザと永住権

アメリカ海外移住をするには、皆さんもご存知のように合法的な何らかのビザが必要です。

例えば、アメリカに海外移住をして国際結婚をするために必要なビザは「K-1ビザ」ケーワンビザです。

私の場合も国際結婚だったので「K-1ビザ」=(米国市民の婚約者として合法的に米国に入国し、結婚するためのビザ)が必要でした。

K-1ビザは通常6ヶ月有効で米国に1回のみ入国できるビザです。あくまで永住権を取るために米国に合法的に入国するためだけの「非移民ビザ」です。

このK-1ビザ取得の大まかな流れとしては

K-1ビザ申請書類と申請料を移民局に提出し、移民局の認可後4カ月以内に在日米国大使館にてビザの申請手続きを行います。取得には、通常半年から1年ほどかかります。そして、ビザ発給後、米国に入国してから3カ月以内に結婚する必要があります

米国入国後、永住権は申請から通常半年から1年で取得可能です。申請には、申請書、申請料のほかに、出生証明、健康診断書などを移民局に提出します。約1カ月で指紋採取通知が届き、申請後約2~3カ月で労働許可(Employment Authorization)と再入国許可(Advance Parole)が取得できます。

その後、問題がなければ、数カ月後に面接通知が送られてきます。面接日には夫婦で出頭し、その際に夫婦関係を証明する書類などを持参します。これは、婚姻が偽装でないことを証明するためです。面接が無事終了すれば、グリーンカードは数週間後に自宅に郵送されます

K-1ビザを申請してから永住権を取得するまでの期間は通常1年~2年掛かります。

海外移住の為の永住権とK-1ビザの申請方法

k-1ビザは日本で申請する場合とアメリカで申請する場合では日本で申請するほうが時間もお金も節約できます。ですが、彼がアメリカ彼女が日本というパターンが圧倒的に多いのでアメリカと日本で離れて遠距離恋愛している場合を想定して書こうと思います。

まずK-1ビザの受給を受けるためには次の条件を満たさなければなりません。

  • 一方が米国籍者であること
  • 双方とも法的に結婚できる状況であること。すなわち、双方とも現在結婚していないこと
  • 双方がこれまでに直接会っていること
  • 婚約者が婚約者ビザを所持して米国に入国した日から90日以内に結婚する予定であること

■アメリカ国籍の方が用意する書類

[必要な書類]
1.I-129F 1通 (二人の個人情報を記入する書類)

2.   G-1145 E-notification of Application(これを提出書類と一緒に封筒に入れておけば「申請書を受け取りましたよ」というお知らせがメールで届きます。

3. 証明写真(アメリカのパスポートサイズ)(カラーで光沢のもの、背景は白、写真の裏に名前を書く事)

4. 離婚証明書 (該当者のみ)
5.   結婚の意思を証明するもの (2人で一緒に写ってる写真や、Eメール・手紙など)

6.   アメリカに入国してから90日以内に結婚しますという誓約書 ( ネットで「 Fiance Letter of Intent」と検索すれば見本が得られる)
7.   カバーレター(書類の表紙)USCISサイトに見本があります。
http://www.visajourney.com/content/examples

8.   パスポートの渡航記録 (入国・出国がわかるようにパスポートの全ページを印刷)

9.   アメリカ人(請願者)の出生証明書

[K-1ビザ取得の費用]

第1回目申請料:約60,400円(535ドル)

第2回目申請料: 33,125円(265ドル)

健康診断料金: 49,140円(予防接種代含む) *保険適用外

合計 約142665円(レートによって変わる)

(戸籍謄本・住民票・交通費・郵送費・封筒代・航空券代などは別料金です)

■日本国籍の方が用意する書類

日本国籍の人が準備した書類をアメリカ国籍の請願者に郵送してアメリカのUSCIS(アメリカ移民局)にI-129Fを提出します。

スポートの渡航記録  入国・出国がわかるようにパスポートの全ページを印刷します。米国への渡航に有効で、ビザ発行日より少なくとも6ヶ月間有効なパスポート。親のパスポートに併記される16才以上の子どもで、子どもの写真がそのパスポートに無い場合は、子ども自身のパスポートが必要です。入国・出国がわかるようにパスポートの全ページを印刷します。

写真  背景は白、6ヶ月以内に撮影したもので、5cm x 5cmの同一カラー写真を2枚提出してください。頭部(頭上から顎の下まで)は 25mm~35mm 以内でなければなりません。30日以内に撮られた写真であること。

出生証明書 (英訳付き) 原本または公証済コピーの出生記録または戸籍が必要です。証明書には公式な記録保管人の捺印または署名が必要で、証明書が公式記録の移しであることを示す必 要があります。21歳未満の未婚の子どもがいる方は、ビザを申請しない場合でもその子ども全員の出生証明を提出してください。

出生証明が入手できない場合 公式な出生証明が入手できない場合は、適宜発行された洗礼証書、病院の出生証書、学校の成績表、両親の宣誓供述書など二次的な証明として考えられる最良のものを提出してください。

前婚が解消している証明  以前結婚していた方は、婚姻が正式に解消したことを証明する離婚証明書または死亡証明書の公式なコピー。

扶養証明  あなたやあなたの子どもが米国で生活保護を受ける可能性がないことの証明。これは米国で生活保護を受けないことを証明するために必要です。扶養宣誓供述書(I-134)や添付書類が発行日から1年以上経過している場合は受付できません。

警察証明  現在の居住国および16才以降に6ヶ月以上住んでいたすべての国からの警察証明が必要です。また、Kビザで同行する16才以上の子どもも警察証明を提出しなければなりません。国が警察記録を管理している場合は、その国の警察や当局から発行された証明書を提出してください。国の警察記録がない場合は、各居住地からの証明書が必要です。警察証明は封印されているので開封せずに大使館・領事館に提出しないと効力を失います。

健康診断書  婚約者ビザ申請者は大使館や領事館の指定された医療機関での健康診断が義務付けられています。(健康診断書の書式は指定医療機関にあります)受診の際はパスポートまたは写真付渡航書、予防接種記録、パスポート用サイズ(30mmX40mm)の写真4枚を持って行きます。

婚約関係の書類  請願書と申請者が正式な婚約関係にあることを証明するよう求められることがあります。手紙や写真など、婚約関係を証明できるものを提出出来るようご準備下さい。

裁判・拘置記録 該当するならば必要です。

軍隊除隊記録 該当するならば必要です。

海外移住の永住権とK-1ビザ取得の注意点

日本国内での大使館面接は東京那覇のいずれかのみです。

■面接での注意点は、結婚が偽装でないことを証明する書類を事前に準備しておくことです。例えば、お付き合いしている間の2人の写真、電話の通話記録、手紙やE-mail、共有財産、または、2人の関係をよく知っている友人に書いてもらった手紙、などを持参することです。

■申請に要する期間は個々の状況により異なります。米国籍婚約者はUSCISに請願書を提出する際、手続きに要する期間を確認されるとよいでしょう。USCISのウェブサイトからオンラインで請願書番号を入力し、審査状況を確認することができます。

■申請期間と申請費用の違い

K-1ビザの取得には、半年から1年掛かります。さらに米国入国後3カ月以内に結婚してグリーンカードの申請を行わなければなりません。面接までの待ち時間を考慮する必要もありますので、ここでさらに半年から1年必要です。合計2年近く掛かる場合もあります。

一方、日本でグリーンカード申請を行った場合、半年から1年で取得できます。
申請にかかる費用は、

米国内での場合

「日本でのK-1ビザ申請料(弁護士費用)」

「米国入国後のグリーンカード申請料(弁護士費用)」

日本での申請の場合

「グリーンカード申請料(弁護士費用)」のみになります。

ですからK-1ビザ取得を考えているのであれば、日本国内で申請に踏み切った方が、時間、費用的にも経済的であると言えます。

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