海外移住の関連記事として以下のような内容も書いています
海外移住をしたい !
でもどうすればいいのか不安。
それにやらねばならない準備が多すぎて押しつぶされそう・・・。
だけど、海外移住を実現させた人達を見ていると、自由で楽しそうに見えるし、
自分も挑戦してみたい。
そんなあなたの気持ち良くわかります。
「あなたは、日本に住んでいて人生を楽しめていますか?」
「このまま死んでもやり残したことはないと言い切れますか?」
別の世界、別の人種の人達の暮らしも経験してみたいと思いませんか?
このサイトでは迷いながら40代で離婚をして、50代で海外に飛び出して行った
私の心境や経験、また調べ上げたことなどを書き綴っています。
もし、同じような人のために少しでも参考になるのなら・・と思いながら・・。
最後に一言。
私は・・・海外移住を決断し最愛の人と結婚できて本当に良かったと思っています。
海外移住に必要なのはまず「永住権」(アメリカ)
アメリカで国際結婚をするために海外移住する時グリーンカード(永住権)が必要になります。
アメリカの永住権の取得は、移民に厳しいトランプ政権になって以来、より一層取得しにくくなっており、誰でも簡単に取得することができなくなっています。
その審査ですが・・・・
ポイントは、「スポンサーが申請者をサポートするだけの十分な経済力を持っているかどうか」になってきます。
と言っても安いですのでご心配なく。年収20000ドル(約200万円)以上で大丈夫です。
通常、国際結婚でグリーンカード取得の場合は「最優先枠」となります。「最優先枠」は取得の期間が一番短く、一番スピーディーに取得できます。
2018年11月現在、審査に合格した人は半年くらいで取得できているようです。
海外移住で取得する永住権のプロセス(アメリカ)
グリーンカード申請のためにはたくさんのプロセスがあります。
「夫婦そろっての面接」
「愛し合って結婚したという証拠になる写真の準備」
「電話通話記録と同居を証明できるもの」
「夫婦共有名義の銀行アカウントの取得」
「結核の検査のためのレントゲン」
「数種類のワクチンの接種」
「指紋取り」
面接では「この結婚が純粋な恋愛の結果であることの証明」が求められます。あまりにも永住権欲しさの「偽りの結婚」が多いからです。英語で答えられるようにしっかり練習をしておきましょう。
もし偽りの結婚だと疑われるとアメリカでは大変なことになります。なので、念のために真面目に考えているということを証明するために、服装も正装して(スーツやワンピース)で行くことが望ましいです。この面接が一番神経をすり減らし、精神的にストレスフルです。終わってみれば何でもなかった !となるのですが、まだアメリカに慣れてない時にこれが行われるので大きな山場となると思います。
何を聞かれたか?
というのを覚えている限りで書きますね。
・あなたのフルネームは?
・電話番号は?
・生まれた場所と両親の名前は?
・職業はなんですか?
・どこでどうやってプロポーズされましたか?
・どこで知り合ってどのようにしてお付き合いしましたか?
永住権を取る目的には仕事のためなど色々とあるかと思いますが、国際結婚の場合は膨大な数の書類を作成して提出しないといけないので、さすがのアメリカ人である夫でも大変だったようで、私達は日本語を話せる弁護士さんにお願いしました。
面接の際、どんなことを聞かれるのか? というサンプルも用意して下さったので、それを見ながら夫と練習をしました。
おかげで普通よりはスムーズに取得することができましたよ。
それでも、「もう一度やれ」と言われたら絶対に嫌ですね ! 精神的にも肉体的にもヘトヘトになりました。
無事にグリーンカードに必要なプロセスが終わり、後は結果を待つだけになって初めて、お役所に結婚届を出して、晴れて夫婦となりました。はぁ~長かった!
永住権と結婚届けは別物なので、グリーンカードを無事取得するまでは、たとえ結婚届けが受理されて夫婦となっていても安心できませんでした。
もし、永住権取得のための審査に合格できなかったら結婚していたとしても、日本とアメリカに離れ離れで暮らすということになるからです。
旦那さんになるであろう人は、スポンサーではありますが、永住権取得のための知識もないしビザがないって事がどんなに恐ろしいかという移民の気持ちを理解していません。
自分の国なのですから、、。
「全然、私の気持ちを分かってくれない!!」と喧嘩になることはよくありますので、最初から永住権取得のためのプロセスは、大変なんだと心の準備をしていてくださいね。
海外移住で取得した永住権のメリット・デメリット
グリーンカード(永住権)を無事取得できたらどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
●メリット
・グリーンカードは自分だけのもの。離婚しても申請さえしていれば奪われることはない。
・アメリカで就労ができる
・住んでいる州の法律で守られる
・州立大学の学費が安くなる
・社会保障、公共サービスが受けられる
・家族にも永住権を与えることができる
●デメリット
・国外に半年以上滞在できない(移民局で申請すれば1年は可能)
・米国は災害、戦争が起きた時永住権保持者を守ってくれません。優先順位はアメリカ市民→アメリカ市民の配偶者→永住権しかない夫婦となり、「日本国に守ってもらえ」と基本的には思っているそうです。
・何か罪を犯すと強制送還になる
・アメリカに住んでなくても税金を支払わされる(常に課税される)
・永住権保持者であるにも関わらず、アメリカ国民だと嘘をついた場合、強制送還になります。
海外移住のための永住権の費用
多少、誤差はありますが大体こんなものだと思います。
国際結婚の場合は、弁護士を雇われることを強くお勧めします。
結婚ベース→約4000ドル(米国に支払う1500ドル、弁護士書類作成費用2500ドル)
雇用ベース→11000ドル
●私が感じたこと
アメリカの永住権取得は、長期間(最低10年以上)住む場合とか主婦の方で収入があまりない人には取得した方が良いと思う。収入がある程度ある人でアメリカを離れることが多い人には持っていたら課税されるし、コスト的にデメリットが大きいと思う。
でも、こちらで生まれた子供は、大人になるまでアメリカ国籍と日本国籍の両方を取れるので留学などにはメリットがあるのではないかと思う。